ヘアスタイルを変えようと思っても、案外簡単には変えられないものですよね。手間もかかりますし、失敗したらどうしようと思うと、無難な髪形のまま固定してしまいがち。あるいは、パーマにしたいと思っても、学生の方などは校則でパーマ禁止になっていることもあります。
そんな時は、貧乏パーマにすれば、失敗を恐れずに手軽にパーマ風のゆるふわヘアを再現することができますよ。
名前の響きはなんだか悪いですが、非常にやり易く思い立った時にすぐ始められるお得なスタイリング方法です。詳細や具体的なやり方について紹介していきますので、是非試してみてください。
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サクっと読める目次
貧乏パーマの意味とは?
貧乏パーマはお金を使わず自分でパーマに似たウェーブをかける方法の事を指します。美容院に行かなくていいだけではなく、パーマよりも仕上がりが自然に見えると感じ、あえて貧乏パーマのセットを選ぶ人もいるぐらいです。
ずっと昔から親しまれている方法ではありますが、辻希美さん等の芸能人の紹介によってさらに広まり、名前だけは知っているという方もいらっしゃるでしょう。通常のパーマとは違って無料でできるのはもちろん、髪を痛め難いこともメリットとして挙げられ、忙しい朝の時間も短縮できる優れた方法なのです。
メイクや身支度には毎朝時間がかかってしまうものですが、貧乏パーマはパパっとできるため、ヘアスタイルを手早く整えられるようになりますよ。遅刻ギリギリになってしまいがちな方にこそ貧乏パーマはおすすめです。
コツを掴めば簡単!失敗しにくい基本の貧乏パーマ
ゴムさえあれば簡単にできる道具がいらない基本的なやり方を紹介します。「三つ編みパーマ」とも呼ばれますが、たった3ステップで出来て非常に簡単です。髪を切るのと違って、失敗してもケアできますから、まずは一度やってみましょう。
- お風呂上り等、髪が濡れた状態から、半乾きになるまでドライヤーで乾かす
- 髪を二つに分けてそれぞれゆるく、3~4本ずつ三つ編みにして寝る
※2つに分ける時にトップからしっかり分けておくのが成功の秘訣です。 - 朝起きた時にほどいたらできあがり
濡れた髪を三つ編みにしたまま寝て、ほどいたら出来上がりなので楽チンですね。ただし、結構難しくて、失敗することもよくあります。何度かやってみてコツを掴まないと中々思ったような綺麗なゆるふわウェーブな仕上がりにはならないことも多いんです。
失敗しないために知っておきたい事
三つ編みの結び方は緩く太めにしましょう。失敗例としてよくあるのが、チリチリになってしまうことなのですが、これはきつく細かく三つ編みにしてしまうのが原因です。
あまりにも緩すぎるとウェーブがかからないので加減が必要ですが、緩すぎる分には後からフォローが効きますので、まずは緩めで作っていって、徐々に力加減を覚えていくことをおすすめします。チリチリになるとどうにもなりませんからね。編みこんだ後少しきつすぎたなと感じたら、編み目をつまんで緩めておきましょう。
また、当然ですが三つ編みにした部分からウェーブがかかっていきます。なので、上から編みこんでいくようにした方が、自分の思った通りの仕上がりになりやすいですよ。
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貧乏パーマのデメリットってあるの?
時短にもなり、お金もかからず、特別な道具を用意しなくてもできると、良いこと尽くめな貧乏パーマですが、いくつかのデメリットもあります。
毛先まで綺麗にウェーブをかけるのは難しい
上の方は綺麗なウェーブがかかるのですが、毛先の方はどうしてもクセがつきにくく、ストレートになりがちです。最終的な仕上げとして、カーラーを使って捲けば問題はありません。一から捲くよりは圧倒的に早く仕上がるため、そこまで大きなデメリットではありませんが、若干の手間がかかることがあるのは覚えておきましょう。
貧乏パーマだとバレることはある
あくまでもウェーブ風にするだけですから、パーマをかけた時とは見た目が違ってきます。見る人が見れば貧乏パーマにしているのは分かってしまい、バレることはあります。
バレたからといって別にどうということはないですが、語感のイメージが悪いこともあり、ケチに見られるかもと気にしてしまうのであれば、ここはデメリットと言える部分になるでしょう。
髪が濡れた状態で寝るため多少は痛む
基本的に髪が塗れた状態でねじって癖をつけるのが貧乏パーマですから、ヘアアイロンやコテほどではないにしろ、ゴムで結んだところなどは多少痛んでしまいますね。
ヘアスプレーを使ったり、専用のグッズを使ったり、乾かしてから寝る事で痛みにくいようにすることはできますが、その分手間暇をかけることになります。道具も時間も使わず簡単にできるのが貧乏パーマの大きなメリットですから、どの程度で折り合いをつけるか考えていく必要があるでしょう。
ウェーブは長続きしない
貧乏パーマは美容院でのパーマと違って、持続力が低く時間がたつと元に戻ってしまいます。1日ぐらいは持ちますが、もっと長持ちさせたいのでしたら、仕上げにケープなどのスタイリング剤をスプレーしておくといいですよ。
もう一つ荒業になりますが、髪を濡らす工程でハードムースを付けることによって、髪の癖が定着し、長時間ウェーブが持つようになります。下手をすると変な形になることもあるためおすすめはしませんが、どうしても長持ちさせたい方はどうぞ。
他にもある貧乏パーマのやり方
三つ編みにする方法はあくまでも基本。貧乏パーマは他にも色々とやり方があります。それぞれに違ったメリットがありますので、やり易い方法を見つけて、覚えておくと便利ですよ。
ソックカール
靴下を使って行う初心者向けの貧乏パーマのやり方の一つ。いらなくなった紳士用の靴下の先端部分を切り落として、くるっと捲きドーナツ状にします。できた輪っかの中に髪をくるくると巻き込んでお団子状に、トップまで巻き込んだら後は寝るだけで完成です。
髪をグリングリンにしたいなら濡らしてから、ゆるふわにしたいなら濡らさずにすると上手くいきます。また、紳士用の靴下なんて持ってないという場合は、シュシュやアルミホイルを使ってもできますよ。紳士用の靴下は条件が丁度いいのでよく利用されるというだけで、ある程度しっかりした素材で、輪っかにできるものなら代用可能です。
ねじりパーマ
三つ編みにする方法だと、1日寝る時間が必要でしたが、こちらは即効で仕上がります。まず髪にスプレーを振り、髪をねじって留めていきます。ウェーブをかけたい部分を全てねじり終わったら、ドライヤーを当てて乾かします。その後さらに冷風で冷ました後、ほぐしていけば完成。
時間が少ない分、スプレーが必須にはなるものの、夜に癖をつけて寝るのが難しい方はこちらの方法を使うといいでしょう。お風呂に入るまでの間はきっちりと持続してくれますよ。
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まとめ
いかがでしたか?貧乏パーマは、一銭も使わずに今日から始められる庶民の味方ともいえるスタイリング方法の一つです。いくつかのデメリットはあるものの、どうにもならないほど大きな欠点はありませんから、一度試してみる価値は十分ありますよ。
基本だけでも十分ですが、アレンジも効きますので、こだわり派の方は満足できるまで様々なグッズも使ってヘアスタイルを変えていくのもいいでしょう。
パーマをかけるのは抵抗があったり、毎日のスタイリングに時間がかかりすぎるのであれば、貧乏パーマに挑戦してみてください。最初は上手くウェーブにならなくても、やっているうちにすぐにコツは掴めるようになるはずです。