よっぽど低料金サロンでない限り、ショートヘアでも美容室でカラーリングをすれば5000円前後が平均価格だ。一方、市販のカラー剤は一本500円~2000円以下のものがほとんどだ。白髪が多い方などは毎月と言わず半月ペースで染めるとなると、年間のこの価格の差はかなりのものだ。
だからと言って当たり前だが美容室のメニューからカラーリングが消えることは無い。
その一番の理由は綺麗に染まらないからor痛むから。
じゃあ市販のカラーは駄目なのか?
難しい成分やケミカルの説明は抜きにして、素人でも違いが分かるように解説していく
仕上がりの満足度
当たり前だ。じゃないと美容院からカラーメニューが消える。
毎回市販のカラーで思い通りの明るさ色味になったことがあるか?
なんなら今回は若干思う感じに近づけたラッキーくらいだろ。
例えば白髪染めって当たり前だけど、真っ白な部分が黒色もしくは茶色に染まるってことは相当濃い、深い、色味と染料が入っている。
当たり前だ。単純に考えて白が黒になるんだから。
で、自分で白髪染めしたことある方or周りにしたことある方は必ずみたことあると思うんだが、
1根元だけ真っ黒に染まってて中間~毛先が明るい
2根元だけ、キン!と明るくて毛先が真っ黒の逆プリン
まあ、どちらもムラになってるてこと。
まず、1は伸びてきた白髪の部分だけにカラー剤をつけたから白髪に対して反応した色味と既存の中間~毛先の色があわない。
2は買ってきたカラー剤を単品一本で白髪の部分も既存の部分もいっぱつ塗りでやったから。白髪の部分がそまるくらいの濃い染料を毛先まで塗って毛先が暗くなったてこと。
ナチュラルブラウンって。それ白髪の部分に対してって話の色味サンプルだからな?
そりゃ白の部分とすでに茶色くなってる中間~毛先の部分では染まり方が違う。
美容室では一言で8レベルのアッシュぽくとオーダーされても最低でも、カラー施術がされていない新たに生えてきてる根元とすでに染まっている中間~毛先の部分でカラー剤の種類を変えて塗る。
あえて時間差で塗る場所を操作する。
場合によっては根元、中間、毛先、紫外線等によるダメージの激しい表面部分と一つの頭に3~4種類塗り分ける。それでやっと希望通りの色になる。
美容師は髪質、ダメージ、今の退色具合等を見極め何種類も使いわける。
では、たまにおこる市販カラーラッキー成功事案はなにか?
黒髪に染めた時。または、暗い色の時
前述した通り、絵の具で考えたら分かりやすいが色味の中で一番強いのは
ブラックだ
ブラックのあとに白を入れても赤を入れてもブラックだ
金髪クソギャルが就活でブラックにしたいってなったら、はい。よろこんで~
だ。
逆に就活終わったから黒染めを金髪にもどして~なら
ファック!クソビッチ
だ。
私は市販のカラーでうまく染まるし~て言ってるかたはほとんどが黒だ。
そらムラになりそうがない。色味の世界で一番強いのが黒なんだから。
じゃあ黒、もしくは、濃い色なら市販のカラーで良いのか?
記事を読み進めろ
塗布量のムラ
鏡から見える顔周り~頭頂部は皆一生懸命塗る。
では襟足や髪の毛が重なり合っている表面以外の中はどうか?
いや、わたしの彼はわりと器用で綺麗に塗ってくれるから~とほざいてる低所得者バカップル。
頭の場所によって同じ塗布量でも染まり方が変わるんだ
カラー剤はザックリ、空気、熱、放置時間この3つの要素で反応、染まりが変わってくる
空気はまあカラー剤に限らずなんでも開けっ放しで放置してるとそもそもの効能等が失われるのはバカップルでもわかるだろう。
次に熱だ。パーマやカラーをした時に小っちゃい宇宙ステーションみたいなのをクルクル頭の上で回された事あるだろ?
あれが熱を当ててカラーやパーマの反応を良くする促進機だ。
でまあ時間はわかるだろけどあまりおかずにシャンプーしちゃったら染まりが甘くなるわな。
でこの熱は厄介で塗ってるそばから反応する。
即ち、逆に一番染まりにくいところから塗っていかなければ、はじめに塗った場所と最後に塗り終わった場所では時差が生じる。
同業者にも激烈手を動かすのが早いと褒められるプロのダリでもこの塗る場所を間違えたらムラになる。
で、最初に言った通り素人は顔周り~てっぺんの表面から塗る
そこ、一番すぐにカラー反応するとこですから
まあ白髪染は逆の発想で一番目立つとこだし最初に塗ってしっかり染めるのはマル
でもなんせ一番染まりやすいとこだからそこだけの染まり具合の反応みてシャンプーしたら後ろ真っ白のままとか多々ある。
オシャレ染めに関しては最悪で顔周り~てっぺんだけキン!となってる逆プリン。
中指立てて「いやぁああ~」
みたいなヘビメタ野郎になる。
一番反応しにくい襟足の下の部分~上に向かって。下から上えの手順だ
安い市販ホームカラーを買うようなケチでガサツな低所得者が髪を分け取り、下から塗っていくか?
そーゆーのに限って思い通りにならないとか口コミ書いたりする
貧乏人は金は無いが時間はあるからな。。。
メーカーもたまったもんじゃない。
退色
市販のカラーで運よく思い通りの色や明るさになってもたった数日でその色が抜けたり、折角トーンダウンをしておしとやか女子ぶっていたのにすぐに低所得者ヤンキーカラーに戻った経験あるだろ?
理由は以下だ
さっきの塗布量の話に繋がる。暇人貧乏人のクレームにいちいち付き合ってられないメーカーのカラー剤の作り方はこうだ
ちょっとくらいの
を作ればムラが出にくいてこと。
ん?パワーてそんなパワーあったらおしとやかカラーにしたいのに明るいカラーになるんじゃ?
その通り
例えば6レベルと記載されているカラー剤は7~8レベル。8レベルならば9~10レベルで作られている
で、じゃあクレームの嵐になりそうだが、
「カラー」には大きく分けて明度と彩度、色相で構成されている
え?「色」てそんな簡単な話じゃないわよ?色の三属性てのは~
とうんちくをたれたがるうんち君カラーコーディネータかぶれ。
黙れ。今は猿でも分かるように離乳食ばりにかみ砕いて話をしている。
今話しているのは明度の話だ。
読んで字のごとく、明るさの話。レベルな。
彩度とは色の発色、鮮やかさだ。
6レベルが8レベルのままじゃ口コミは最悪だ。
市販のカラーを塗布した頭で行われる化学反応経路はこうだ
阿保が6レベルカラー剤塗布をムラに塗る
↓
塗布量関係なく染まるように希望レベルよりも明るく8レベル前後に反応させる
↓
明るくなり過ぎたのを隠す為に彩度を深く入れて暗く見せる
結果希望レベルに見える
↓
そのかわり彩度が鮮やかじゃないから美容院より仕上がりが鮮やかじゃない
↓
希望の色じゃないけど明るさはOKだし、まあ市販のカラーだしなってシャンプーを毎日する
↓
色素が抜けたら8レベルがこんちくわ
ダメージ
そら6レベルと思っていたのがパワー強い8レベルなら傷むわな。
あとは時間。
カラーでもパーマ施術でも。はい。反応しましたよ。ってタイミングで美容師はシャンプーする。
反応し終わっておき続ける時間はなんの意味もないどころか置けば置くだけダメージがかかる。
この服なんぼやったと思う~?と安さ、ケチさが自慢だと思っている大仏パーマ虎柄Tシャツおばはんは
折角カラー剤買って、自分で塗って、てしたんだものしっかり染めてやるんだから!
とじっくり時間を置いてる間にうたた寝をこきだす。
あらやだ!でもしっかり染まったわ♡
のおばはんの髪はダメージでモサモサの陰毛同然だ。
またこのような大仏ばばあが来店した場合は大仏ではなく仏のダリの美容室ではパーマの当たっている箇所にこれ以上カラーでダメージが入らない様に前処理剤をつけてやる。勿論そんな特殊な処理剤は某密林にも売っていない。
まとめ
じゃあ市販のカラーは悪か?それは消費者が決めることだ。
売り上げの上がっていない貧乏美容師がごちゃごちゃ言う事では無い。
散々市販のカラーのリスクをの記事を書いたが、何が違うの?と良く聞かれるからプロとして書いた。それだけだ。
事実美容院でのカラー施術比率は年々減っている
それは不景気や他の記事で書いた、カリスマブームの時に法外な施術料金を取った馬鹿美容師がいたり、市販商品でも日々良質なものが研究、開発、販売されているからだ。
ダメージのことに関しても、パーマカラー等の薬剤施術を繰り返している毛髪に関しての話で正直痛みやすい、痛みにくい、髪質はある。痛みにくい髪質だと最近の良質なカラー剤ならそんなにダメージは気にならない。
ムラなく思い通りの明るさ、色に仕上がる。
そこだけが美容師の存在証明だ。
嫌味では無く
素人目線でダメージもムラも気にならないならダリは市販のカラーでいいんじゃね?と思う
実際自分のお客様でもカットのみでカラーはずっと自分でしてるって方が多い。プロとしてリスクは書いたがあなたが汗水たらして頂いたお給料だか、旦那の財布〆て捻出した金だか知らんが
美容に限らず何に金をかけるかはあなた次第だ。
だから市販のカラーなんか絶対にダメ!美容院でしなさい。と言ってくる自分の美容院の売り上げしか考えてないうんこ美容院なんか行くのやめちまえ。
ちなみに当店では自分でカラーするお客様には仕入れ値で当店使用のオーガニックカラーを分けてあげる。
美容院でカラーをするまでのつなぎで市販のカラーを買っているあなたは一度行きつけの美容院にカラー剤分けて頂けますか?と相談してみては?
即答で断られたらあなたが嫌われているかオーナーがケチかのどちらかだ(笑)