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コラム

何故美容院が溢れかえり、理容室が少なくなっていくのか

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今や地域によってはコンビニよりも多い美容室。一方、なんだか廃れた感のイメージの理髪店。

いつから美容院と理容室の比重がこんなことになってしまったのだろうか。

まず、理容師はダサくないし、下手ではない!

床屋と言えばオシャレな髪型にしてくれない、美容師の方が上手い。

と言ったイメージがあるが。決してそうではない。

むしろ、彼らには俺たち美容師にできない「顔剃り」の技術がある。

今、空前のツーブロックスタイルブームだがあのスタイルも全てでは無いが理容の世界から広まった。

美容師が「じゃあここバリカンで刈っちゃいますねー」ビーン。と機械でやっている技術を

理容師はハサミ一本で凄まじく正確に綺麗に刈り上げる。

ダリの田舎の人気理髪店なんか昔、年末は店主は徹夜で一日1人で35人担当したと言っていた。

男性諸君。特に平成以前生まれ。絶対幼少期は理容室だったはずだ。

まず根底に理容室に対して良い印象を持っていない方が多い。

 

子供の時に滅茶苦茶にされた

このフレーズ、すんげー理容室嫌いから聞く。

無茶苦茶カットしかできない理容室。そんなものとっくに訴えらえて潰れている。

じゃあ何故馬鹿みたいに短くされたり、自分の思い通りにしてもらえなかったか

あんたの親の美意識と甲斐性の無さが原因だ(笑)

今の時代1000円カット等ロープライスなサロンが沢山あるが。昔はそんな店はない。

「どうせ子供だし、度々連れてこれないから、みじかーく切って!」

みたいなフレーズ。キッズカットの時によく聞く。

結果理容師にめっちゃ短くされた。

理容室はへたくそ

自分が高校生になったらオシャレな美容院に行こう。

と、なる。

この印象があるから以下の原因にも繋がる。

 

 

若手の人材不足

まず、女子で理容師ってのはなかなかいない。

で男、先述した思い込み。

昔理容師にガタガタにされた→ダサいイメージ→美容院でカッコよくしてもらった→美容師って素敵な仕事

若手不足はテクニカル面にも響いてくる。
理容師歴50年の大将に今更、時代は男でも重めのマッシュボブベースのスタイルだから、そのスタイルを練習&研究しろってのは、ビジュアル系を長年通してきたアルフィーの高見沢に、事務所がいきなりあんた明日からHIPHOP路線でいけYO!。と言うのと同じことだ。
しかしながら事務所に所属したばかりの若手アーティストならば、生き残る為には自分のやりたくない、売れ専の曲も書くか。。。となる。

理容業界はサブちゃんクラスばかりだ。
それが負のスパイラルで、若者なら、サブちゃんに弟子入りするよりも一緒に飯を食いながら先輩やオーナーの愚痴を言い合える垢ぬけた可愛い同期の女の子が職場にいた方が絶対に良いはずだ。

美容師の場合はその逆で近年男性客が増え、ベッカムヘアーが流行れば、男性客から刈り上げるオーダーが増えてくると、オーナーは刈り上げ技術をカットレッスンカリキュラムに入れる。

結果、理容師の存在証明と言っても過言では無かった綺麗に刈り上げができる美容師が増えていった。

 

時代の流れ

 

これだけを言うとこのコラム、本末転倒の様に感じるが。

 

ただ単に、男性も美容院に行くようになった。

と言う単純明解背景には時代の流れと理由がある

 

先ず理容師存在証明其のⅡの「顔そり」

よっぽど固い仕事じゃない限り、今の時代、営業職も教員も

清潔感がありスタイリッシュであればオシャレ髭OKな傾向にある。

それともう一つ、ダリがまさにそうだが、そこまで超剛毛の青髭君じゃない限り、まーまー安価な電気シェーバーでもかなり深く剃れる。

昔は自分でカミソリでやって切って血がでたり、電気カミソリだと夕方にはジョリジョリしていたから、やっぱり、プロの顔剃りは違うよね。となった。

男子の美意識はどんどん高まり、眉を書いていたり、コンシーラーを塗っていたり、そこまでしていなくても保湿クリームを塗ったり。

そこで、あの、前に頭を突き出し、上からがっつり、顔面びちょびちょシャンプーは嫌だ。

しかし、今の理容室は美容室と同じ顔が濡れないシャンプーのやり方の店の方が殆どだ。

最初に話した思い込み、嫌な印象がなかなか払拭されない。

そして最大の理由はメディアの露出、報道の仕方だ。

ダリの大嫌いなマスゴミ

こいつらは自分達の視聴率、利益しか考えていない。

カリスマ美容師ブームがくるとたちまち美容師は芸能人クラスのチヤホヤ感満載で美容師が技術を競う、単発では無く、レギュラー番組までできた。

そしてニュースのドキュメンタリー等では後継ぎがいない理容業界みたいな放送や記事を書いた。

 

このマスゴミメディアのもっていき方を見たミーハーの男性諸君。それでも床屋に行くだろうか?理容師になるだろうか?

理容師に限らず、マスゴミに殺されてきた芸能人や有名人は君らも死ぬほど見てきただろう?

 

でだ、ああ俺ら美容師で良かった。。じゃない

次は人権だブラック企業だってのがマスゴミのマイブームになった

朝早くから夜中までサロンワークをする美容師は真っ黒な印象になり、同じく今、美容師も激烈人材不足だ。

人材が集まらず、オーナーが体調を崩し、黒字のまま倒産、閉店ってサロンを何件も見てきた。

しかしながら、メディアに惑わされて、ミーハーな奴ばっかりでやってらんねえって奴は消えていくんだ。

バカなマスコミ、ミーハーな阿保やろう。

共存、利用すれば良いんだ。

 

 

ダリは独立し店を出したばかりのころ、店には看板が無かった。

入口は人一人がやっと通れる小さな小さな扉だ。

宣伝広告も一切打っていなかった。

そんな俺が同業者の「隠れ家サロン」「予約でいっぱいの!」て感じのキャッチフレーズを見るたびに

隠れ家サロンが広告だしたら隠れてねぇじゃん、予約いっぱいならご新規なんかいらねぇじゃん。

と思っていた。

で、スタッフが増えて、もっと集客して欲しいですと言われた時、俺は↑をやった(笑)

先月ダリを除けばスタイリスト2人の小規模サロンに80人ご新規様がきた。

本物の隠れ家サロンの時は月1、2人だった。

同業者には、「なんだよ、あいつも結局広告うつのかよ」と言われているはずだ

大嫌いなメディアを使って、時代と流行りにのった戦略で広告をうてば売り上げはたちまち倍近く上がった。

理容室で生き残っているところは

先述したように、美容院の様にベット式の気持ち良いシャンプーを取り入れたり、靴磨きを無料でしたり、

お店の内装を美容院に負けないくらいオシャレにしたり、時代の流れについてきている

技術もあるし、別に理容師はださくない。

一つだけ言わせてもらうと時代の流れに柔軟に対応できるオーナーが少なすぎる。

 

 

 

 

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