アルガンオイルや椿オイルなど、今市場にはさまざまな素材から作られているオイルが販売されています。オイル市場は今空前のブームを迎えていると言っても過言ではありません。なにか新しいオイルが流行っていたかと思うとすぐまた別のオイルが話題になったり・・・といっ具合です。
では、本当に自分に適したオイルとはなんなのでしょうか?流行りにのせられて毎回オイルを買い替えていたのでは自分にとって本当に良いオイルを見つけ出すことが出来ません。
大切なのは実際に使ってみること。そして使用感を確かめて自分にフィットするオイルは流行に関係になく使い続けていくことです。今回は多くの人になじみやすいボタニカルオイルについて見ていきます。自分はどんなオイルを求めているのかを考えながら参考にしてみてください。
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ボタニカルオイル・・・の前にヘアオイルの役割とは?
ボタニカルオイルについて考える前にまずヘアオイルの役割を復習しておきましょう。
ヘアイルの効果
ヘアオイルは髪の毛にトリートメントなどで潤いや栄養分を与え後に、外的なダメージや内部の水分の蒸発を防ぐために上から覆いをかぶせるためのものです。
さらにオイル分が髪の毛にツヤを与えて質感を良くする効果もあります。
このような基本的な役割以外にもドライヤーをかけるときの熱風からダメージを防いでくれたり、髪の毛をとかしたりアレンジするさいにおこる髪の毛同士の衝突によるダメージを軽減する効果も考えられます。
ヘアオイルの使い方
ヘアオイルにはたくさんの種類が存在しますが、使い方は基本的にはすべて同じです。
ヘアケアとしてはまずシャンプーで汚れをしっかりと落としてトリートメントなどで髪に水分と栄養を与えます。その後軽く洗い流してタオルドライで水気を最低限拭き取った後にオイルをつけるのが理想です。
この時点でオイルをつけるとその後のドライヤーによる熱風のダメージも軽減できますし、髪の毛は塗れている時が一番成分が浸透しやすいと考えられているので、完全に乾かす前に揉みこんでおくとより高い効果が期待できるという訳です。
ヘアオイルのつけ方
ヘアオイルを付ける際は手のひらに少量オイルを取り出してよく手で馴染ませます。そうしないとはじめに髪の毛につけた部分にオイルが多くついてしまってムラが生まれてしまいます。
イメージとしては髪の毛全体に薄く塗りこんでいくイメージで、特に根本よりも外部との接触の多い毛先を中心につけていくのが良いでしょう。
ボタニカルオイルとは
ではいよいよ本題のボタニカルオイルについて見ていきましょう。
ボタニカルとは植物のことで、近年美容の世界でも注目されているキーワードです。天然素材の植物由来のオイルを配合したオイルで、多くの場合がオーガニックにだわっているなど、商品の品質を重視したオイルに仕上がっている傾向が強いと思います。
市販のオイルのように添加物が少ないため、市販のヘアケア用品では地肌が荒れてしまうという敏感肌の方にもオススメできるのが嬉しいですね。
保湿力が高い
植物由来のボタニカルオイルは高い保湿力を誇ると言われています。髪の毛になじみやすくしっかりとコーティング。紫外線などの外的なダメージからもしっかりと髪の毛を守ってくれます。
市販のオイルにイマイチ効果を実感できていなかった方にオススメしたいオイルですね。
香りが良い
ボタニカル由来の香りも楽しめるのがボタニカルオイルの特徴です。薔薇やグレープフルーツといった植物の香りがふわりと広がるボタニカルオイルは、市販の香料付のオイルなどと比べるとその差は歴然。思わずオイルを使わずにはいられない使用感に満足すること間違いなし。
ボタニカルオイルに含まれる成分
ボタニカルイルには実際にどのような植物が用いられているのでしょうか。実は植物ごとにその効果も微妙に異なります。ここでは代表的な植物オイルとその効果について少し見ていきましょう。
ホホバ油
カリフォルニアやメキシコに生息するホホバという植物から抽出されるオイル。命の植物とも言われるホホバは非常に高い保湿力を持っていて髪の毛への馴染みもとても良いと言われています。
美容に欠かせないビタミンEもたっぷりと含んでいますが食用として用いられることはあまりないため、まさに美を追求するためのオイルとして今注目を集めているオイルでもあります。
マカダミアナッツ油
ナッツでなじみ深いマカダミアナッツのオイルも美容にとても有効なオイルです。
マカダミアナッツオイルにはパルミトレイン酸という特殊な酸を含んでおり、肌や髪の毛になじんで老化予防や乾燥肌に効果があると言われています。また、酸化しづらい性質のあるオイルなので、一度に少しずつしか使わないヘアオイルを最後まで高い品質で使えるというメリットもあります。
アボカドオイル
森のバターとも呼ばれる高い栄養価を誇るアボカド。油分も多く、ボタニカルオイルにも加工されているんですね。
しっかりとテクスチャーのあるオイルで、特に乾燥がひどい時期にオススメできます。ビタミンEがたくさん含まれているため美容オイルとしての効能もバッチリ。マカダミアナッツオイル同様に酸化しづらい特徴を持っているのも嬉しいですね。
オススメのボタニカルオイル
最後に実際にボタニカルオイルにはどんなものがあるのか少し見てみましょう。
ロレアル パリ エルセーヴ エクストラオーディナリー オイル
フランス由来のボタニカルオイルを配合し、潤いのある健やかな髪の毛をキープできるロレアルパリのボタニカルイル。フルーティーでフローラルな香りもくどくなく、ストレスの少ない髪の毛を守ります。
ボタニスト ヘアオイル
植物の生命力を凝縮し植物のパワーで潤いを与えることをコンセプトにしたボタニストのボタニカルオイル。ボタニカルパワーが髪本来のツヤを引き出してくれるので、嫌みのない自然なツヤが実現します。
自分に合ったオイルを探してみよう
数あるボタニカルオイルも一種類のオイルのパワーに拘ったものもあれば、複数のボタニカルのオイルを配合して作られたオイルも存在します。つまりボタニカルオイルとひとくちにいってもその内容はさまざま。ボタニカルが異なれば効果も違ってきますし、厳密に言えば同じ植物でも作っているメーカーが異なれば効果は微妙に異なります。
そんな中でどのオイルを選択するのかというのは非常に難しい問題です。まず気になる商品があったら、その商品について少し調べてましょう。どんなボタニカルが配合されているのかを調べるだけでも、ボタニカルオイルといってもどんな効果が期待できそうなのか分かるはずです。
自分の症状に一番合ったボタニカルオイルを選択して使用する事でより理想の効果を得られるようになるのではないでしょうか。
ボタニカルオイルに挑戦してみよう
今、美容の世界で注目されているボタニカル。ヘアオイルにもボタニカルを前面に押し出した商品が多数発売されています。ボタニカル由来のオイルは香りや成分にも違和感がなく、身体に馴染みやすいので、違和感のないヘアオイルを探している方にはまさにうってつけのアイテム。
今までヘアオイルはこれと決めていた方も、お気に入りのヘアオイルをまだ持っていない方も、これを機会に自分に合ったヘアオイル探しをしてみてはいかがでしょうか。きっとお気に入りのアイテムが見つかるはずですよ。